子持ちタラバの食べ方

タラバガニの中でも、卵を持っているメスを『子持ちタラバ』と言います。この卵が『内子』『外子』と呼ばれ、タラバガニの珍味として高い人気があるのです。もう少し詳しくご説明しましょう。

『子持ちタラバ』とは?

タラバガニのメスの甲の部分に卵が入っているものを子持ちタラバと呼びます。卵が取り出されて味付けされたものが多く販売されていますが、甲の中に卵が入ったままボイルされ、まるごと売られている場合もあります。
甲羅の中(卵巣に当たるもの)に入っていて、まだ熟成しきっていない卵を『内子』と言い、ぷちぷちとした食感が非常にクセになる美味しさです。ボイルするととてもクリーミィーな口溶けになります。甲羅の『ふんどし』のところに出ている卵が『外子』で、こちらも新鮮なものを醤油に漬け込んで食べると、非常にお酒に合う一品になります。内子や外子の加工品はとても高価なものですが、食べてみるとそれも納得の珍味なんですよ。

子持ちタラバの漁業事情

実は、日本において子持ちタラバの漁獲は禁止されています。タラバガニの乱獲が進んだため、メスを国家単位で保護する必要が出てきたのです。そのため、現在日本で販売されているものはロシアで漁獲されたもの。残念ながら国産を探すことはできません。

内子と外子の食べ方

ボイルした子持ちタラバに内子が付いていたら、そのまま食べることもできますが、1日ほど醤油漬けや塩漬けにしてみましょう。外子はそのまま食べたり、醤油、酒と、みりんで少し甘みを加えたものに漬け込んだりして食べてみてください。塩分に漬け込むことで、旨みがぎゅっと凝縮します。味噌汁に入れてみるのもお勧めですよ。せっかくの珍味、いろいろな方法で味わってくださいね。