花咲ガニの食べ方

ちくちくとトゲのようなでっぱりが体中についている花咲ガニ。大変貴重で高級なカニのひとつですが、脚は4本。そう、花咲ガニもタラバガニと同じ、ヤドカリの仲間です。しかし、味は超一級品。味がよければ種類なんて・・・というのが人間ですよね(笑)

『花咲ガニ』って?

『花咲ガニ』はベーリング海、オホーツク海、千島列島、北海道沿岸の一部に分布するカニです。他のカニよりも漁獲できる範囲が狭いと言えるでしょう。タラバガニよりも少し小さめではありますが、甲幅は15cmほど、脚は短いのですががっつりと逞しく太め、全体に長いトゲがあるのが特徴です。
花咲という名前は根室の花咲を根拠とする説、ボイルした際の色鮮やかさから花が咲いた様子を連想させるからという説などがあります。

貴重になってしまった花咲ガニ

花咲ガニは昔から保護され、漁獲を制限されるカニだったわけではありません。1977年以前は、年間1000トンも漁獲されていました。ところが、現在はその10分の1。絶滅の危機もあったため、1981年から3年間は漁獲が禁止されていました。現在も漁協によって異なる漁獲時期の制限があり、大きさは甲長が8cm以上のオスだけに限定されています。これが幻のカニとも呼ばれる所以ですが、今後もさらなる保護を行い、種を守っていきたいものですね。最小限の楽しみとしていただくものだと考えるべきでしょう。また、にせものも出回りやすいので、信頼の置ける店で購入する必要があります。

花咲ガニの食べ方

花咲ガニはカニの中でも『こってり』という表現がぴったりの濃厚なカニです。刺身でもいただけますが、脂分も多いので、たくさん食べるよりは少量を味わう、マグロで言えばトロのようなものでしょう。独特の風味があり、『少しクセがある』と表現されることもあります。ただ、このクセがまたグルメをひきつけているのも事実です。鉄砲汁にするとその脂の風味が一層引き立ちます。タラバガニと同じく、ミソよりはその身の美味しさが目立つカニです。